The Himalayan Times 2015/11/16
*シンドパルチョク北部被災者たちは、気温が急激に低下し寒さの問題を抱えている。
*防水シートの屋根や、穴だらけの粗末な一時避難所での生活は困難をきわめている。
*老人や子供は肺炎にかかる恐れがある。
*学校への登校する生徒の数がへり、市場などでの商業活動も停滞している。
*この冬をどうしたら乗り切ることができるのかと、住民は不安を募らせている。
The Himalayan Times 2015/11/16
*シンドパルチョク北部被災者たちは、気温が急激に低下し寒さの問題を抱えている。
*防水シートの屋根や、穴だらけの粗末な一時避難所での生活は困難をきわめている。
*老人や子供は肺炎にかかる恐れがある。
*学校への登校する生徒の数がへり、市場などでの商業活動も停滞している。
*この冬をどうしたら乗り切ることができるのかと、住民は不安を募らせている。
The Kathmandu Post 2015/10/31
近づきつつある厳しい冬が、すでに劣悪の環境にある避難民たちに影響を及ぼしている。
地震の復旧復興計画の遅れが、避難民、得に女性や子供老人に影響を及ぼすだろう。
13地域にある120以上の仮設避難所には、まだ59000人の被災者がいる。国連人道問題調整事務所によると、85%の避難所が冬を越すのに困難な状態にあり、毛布や冬服や調理器具など早急に配給する必要があるとしている。
国連は、8万人の被災家族のために、食料と避難所を確保する必要があると発表している。公式発表では、280万人の住居が地震で破壊された。地震で住居の60万が崩壊し、30万以上が被害を受けている。
theguardian 2015/10/18
孤児や片親の子供たちは、人身売買にあう可能性が高い。食べるものもお金もない子供たちは、親戚からも排除され通りにでることになり、人身売買の餌食となる
UNICEFによると、インド国境で4月の地震から9月の間、793人が危うく人身売買されそうになった。そのうち455人が女性と少女だった。
World VisionでSindhupalchok地区の児童保護コーディネーターのMr. Kumar Bhandariは、4~9月の間に今年は70人の児童たちが地元当局によって保護された(去年の同時期は30人)と語る。 子供の人身売買のほとんどは、奴隷、売春、臓器窃盗のため。Sindhupalchokは、ネパールでも人身売買の被害者の一番多いところだ。
Kantipur 2015/10/18
・Makwanpur地区から遠く離れたゴピラン村のチェパンの子供たちにとって、今年は不幸なダサインになりそうだ。
・この村は、トリブヴァン道路から歩いて4時間のところにある。
・この時期、彼らの親たちは、食料を得るため森に出かけていって家には不在だ。
・ほとんどの子供たちは、靴もサンダルも履いていない。
・震災後の貧困のため、ダサインのお祭り騒ぎはなくなって憧れでしかない。
・就学年齢の子供たちは村に53人いるが、親が就学資金を賄えないため、ほとんどの子供たちは学校に通うことができない。
eKantipur 2015/09/15
Dhading地区の人里離れた北部の地域の9つの村から、子供たちの家族や両親たちが、地震で崩壊した8つの学校の再建に協力し合った。往復四日もかけて歩いて建設資材を集めた人々もいた。
この8つの学校は、この地区の1500世帯から1900人の生徒たちを受け入れることができる。
この建設や資材集めに携わった両親や家族たちはには、労賃が支払われた。
このプロジェクトは、台湾からの寄付金をもとにネパールトレッキング協会によって行われた。
The Himalayan Times 2015/08/31
ラメチャプ自治体のパタナデヴィ中学校の生徒たちは、竹でつくった仮設の教室に安心して勉強ができると喜んでいる。
コンクリート製の彼らの学校は、4月25日の地震で崩壊した。ラメチャプ地区にある258の学校が、4月と5月の地震で被害を受けた。この仮設教室を建てるキャンペーンは、政府と教育部門で活動している民間団体によって行われた。
この地区では、150の仮設教室が建てられた。地区の教育局の職員Mr.Khubiram Adhikariは、仮設教室をつくった費用は、150,000ルピーだったと話す(訳者注:教室をひとつ造る費用は、1000ルピー=約1100円だ)。
区教育局は、被害にあった小学生一人ひとりに1000ルピーずつ配布した。Mr.Adhikariは、2600万ルピーがこの地区の444の学校に通う26,700の生徒たちに配布されたと語った。
eKantipur.com 2015/08/12
被災したグルカ地区の村々から300人以上の生徒たちが、地区本部のグルカバザールへと移動した。他の生徒たちは、国内の別な地区へ学業を続けるために移動した。
多くの人々が、地震後の地滑りの危険があるために、自分たちの家を離れることを余儀なくされている。
地震の被害を受けた地域の学校は、ほとんどが倒壊している。学業のために地区本部にきている多くの子供たちは、悲惨な状態にある。
カトマンドゥでの勉学を希望する59人の生徒たちは、中奥児童福祉審議会に引き渡された。
Republica 2015/08/03
Sindhupalchok 地区で、土地の政治家を通して発給された偽の証明書を使って救援支援を受け取った住民がそれを返した。それらは、各VDCやDAO経由で政府にもどされた。DAOは、偽の被災者に対し、厳しく対応した。政府の指示で、Sindhupalchokの被災地救済委員会は、村の偽被災者に対し圧力をいっそう強めた。いまのところ、21人が救済物資として得た15000ルピーを返済している。一日に、4-5人が、不正に取得した救済支援を返すために地区本部を訪れている。
eKantipur.com 2015/07/30
政府の調査によると、4月25日の地震以降、Dhading地区のChepangとTamangの子供たち78人が、深刻な栄養失調になっているという。去年の同じ時期では、41人だった。126人は、軽い栄養失調になっている。人口健康省とUNICEFの調査では、Nepal Prabidhik Sahayogi Samuhaが調査していた。40VDCの747人の子供たちが調査の対象になっている。ネパールは、世界でも栄養失調が深刻な国にランクされている。世界食料計画によると、5才未満の子供の41パーセントが発育障害があり、29パーセントは低体重、11パーセントは衰弱している。
The Himalayan Times 2015/07/23
4月の大地震の致命的被害をまぬがれたアンナプルナ山のトレッキングコースが、登山者が戻って来ても安全であると判断された。
カリフォルニアに拠点をおく地震工学会社Miyamoto International のkit Miyamotoは、ネパールで最も人気のあるアンナプルナ山のトレッキングルート、アンナプルナ山付近の200キロのトレッキングコースが安全であると判断した。危険性を有するところは三カ所あるが、これは4月の地震に先行するものであることが判明した。
コース上の宿泊施設のうち3%が4月の地震の被害を受けた。9月から始まるトレッキングシーズンには、登山者が戻ってくることを期待している。アンナプルナ山へは、ネパールを訪れる観光客の約60%、約115000人の外国人旅行者が訪れる。
Nepal Times 2015/07/17
カトマンズにある軍の練兵場にテントが設置され避難所になっていた。ほとんどのテントは、中国の赤十字から提供されたものだ。そこに850人が住んでいたが、政府の要請で、立ち退かなければならない。二人の子供を持つKさんは、4月25日の地震で住んでいた賃貸のアパートが傾いたため、ここで避難生活をしていた。傾いたアパートからは、荷物を全て運び出せていない。かれは、ここで3ヶ月間生活していた。カトマンズのCDO Ek Narayan Aryalは、調べたところこのキャンプに住むほとんどの人が、不法入居者や物売り、カトマンズ以外の地域から来た被災者だったためこのキャンプを撤去することを決めたという。カトマンズでは、100,000家屋が崩壊した。そのため、住む部屋を探すのは難しい。ここから出て行く人の中には、地震の前に借りていた崩れたアパートにもどろうとしている人たちもいる。
The Himalayan Times 2015/07/13
*社会主義連合Kavre支部のリーダーMr.Jagat Lal Shresthaは、KavreにあるSanga のNashikasthan の被災者へ渡される亜鉛シートに金を請求したことで訴えられた。
*亜鉛シートは、Mr.Malla K. Sundar が運営するネワール組織Nepal Nandalから、Nashikasthan の被災者のために送られたもの。
*Mr.Jagat Lal Shresthaは、亜鉛シートの輸送費として、シート一枚につき1000ルピーを被災者に請求していた。
*Mr.Jagat Lal Shresthaは、被災者がこの不法行為をSanga Police Post に告訴し、逮捕された。
Republica 2015/07/08
*シンドゥパルチョークの5200人(1663家族)が、安全な場所への移動を薦められている。
*安全だといわれていた避難場所も、地滑りの危険にさらされている。DDRC(被災移転地委員会)のコーディネーターであり地区長のバルバドラ・ギリさんによると、106の被災家族は、移動したという。
*ネパール警察の26の警備員、武装警察、ネパール軍が、被災地での仮の家屋、トイレ、飲み水の確保のために動員されている。
*地元住民は、波状のシートをつかっていたが、DDRCは、テント50張り、防水シート22枚を供給した。
*政府は、第一段階の移転予算として4億7千万を見積もった。DDRC によると、第一段階が完了するのには約2週間かかるという。
ekantipur.com 06/07/2015
・グルカ地方のある地区。4月25日の地震で保護者を失った子供たち17人が、地区の仮設の子供用非難地域に住んでいる。(写真を見ると、ブルーシートで屋根を作っただけのシェルター)
・子供たちは、蚊や雨や夏の強い日差しに悩まされ、ここでの生活がつらいと訴えている。
・勉学を再開できるようになった子供たちもいるが、この先いつまで続けられるかわからない。
・24人の子供たちは、保護者のもとに送られた。39人の子供たちは施設に送られた。
ekantipur.com 05/07/2015
・政府が公表した被災者救済のための現金が、北Dhadingにある5つのVDCの村の6千世帯に届いていない。
・雨の影響で道が通行できなくなっている。
・地方政府は、地方へ大金を持って歩きで旅をするのは危険だと言っている。
・救済のための現金や物資の輸送ができない状態。雨期に入ってから、悪天候のためヘリコプターでの輸送もできない。
・建築資材の輸送もできない状態が続いている。
The Himalayan Times 02/07/2015
・区職員のMs.Indramaya Kunwarは、区の代表であるネパール会議派(コングレス党)のMr.Juvan Shresthaに強要されて、Kavew郡Panchlhal 市の16 区と17区に偽の被災者証明カードを600人分発行した。
・予備段階の調査では、2つの区での被災家族は850家族のみだが、600家族が増えて被災家族は1450家族になっている。
・地元の人々は、偽の被災者はネパール会議派支持者たちだと非難している。
・Panchlhal 市の取締官、Mr.Devraj Chaulangainは、区職員のKunwarを呼び、彼女に説明を求めた。全ての偽の証明書は回収し、例外を調査した後、本当の被災者のみに配布することを確認した。
・Karve郡長Mr.Sucarsan Prasad Dhakalは、そのためにチームを組織するよう市に指導している。
Republica 29/06/2015
・ネパールと中国の国境にあるタトパニの辺りは、地震によってできた山の裂け目が、雨期の雨で日々悪化している。
・中国とネパールに通じる道路のチャクとリピンバザール間は、地滑りが続き通行は危険。
・この地域は、とくに4月26日の地震と5月12日の余震の震源地だった。地質構造が弱くなっている。
・雨水が亀裂に侵入すると、地滑りが起こりやすくなる。
・LACHA とLIping に住む3,000人以上は、12日の余震の後、非難していたが、さらに移動してカトマンドゥの仮小屋に非難した。しかし、地滑りの恐怖で家に戻る希望は持てない。
・役所や公務員は全て移転した。
・タトパニの税関の歳入徴収カウンターは、カトマンズのトリブヴァン国際空港で業務を行っている。入国審査所もDhulikhelに移転した。
・ネパールと中国を結ぶミテリ橋は、鍵がかかっている。
・430の輸送コンテナは、中国側で止まっている。
・年間、20兆ルピー相当の貿易が、タトパニを通して行われていて、そのうち5兆ルピーが政府の財源となっている。
Nagarik Daily 28/06/2015
・UNESCO は、カトマンズ渓谷にある7つの全ての世界遺産を危険リストに入れることを、6月28日からドイツのボンで始まる第39回世界遺産委員会で提案する予定。
・世界遺産センターと専門家による徹底的な協議を通じて、緊急計画の策定と実行をネパール政府に要請している。
・UNESCOは、さらに、2016年2月までに破壊された遺産地域の状態を是正するようネパールに警告することを決定している。
・現在ボンにいるネパール代表者たちは、委員会に対し、それらの遺産地域を危険リストに登録しないよう説得しようとしている。
・UNESCOは、2003年に遺産のある付近に高層の建物を建てることが認可されていることに対し危険リストに登録した。しかし、その後ネパール政府が状況を改善したため2007年には危険リストから外された。
・ネパールは、世界遺産地域の状況について義務付けられている年次報告書を2015年1月25日に提出している。
・2015年4月25日の地震にともない、ユネスコの技術チームは、状況報告書を作成し、危険リストに入れることを決定した。
・カトマンズ渓谷にある、チャングナラヤン寺院、ボーダナート、スワヤンブナート、パシュパティナート、バクタプール・ダルバル広場、パタン・ダルバル広場、ハヌマンドーカ地区の7カ所は、1979年に世界遺産に登録された。
eKantipur.com 27/06/2015
・IMFの報道官ゲリー・ライスは、ネパールが債務救済の措置をうけることはありえないと語った。
・IMF の災害封鎖と救済信託はアフリカのエボラ災害に対し1億ドルの負債を帳消しにした。
・ライスによると、ネパールはどの条件に関してもの債務救済資格はないという。
・ネパールは、IMFの5400万ドルと世界銀行やアジア開発銀行からの3千万ドルを含め外国の金貸し機関から、合計3800万ドルの負債をしている。
・世界銀行とアジア開発銀行は、ネパールの負債緩和計画についてはなにも発表していない。
・6月25日に行われた国際復興支援会議では、震災後再建のための6億6千万ドル以上の支援獲得は得られなかった。
・今のところ、援助金の増加に負債緩和が含まれるかどうかは定かではない。